寝心地研究所 ベッドの柔らかさ・硬さについて。

こんにちは、寝心地研究所の中島剛志です。今回はマットレスの硬さについての話です。
 マットレスといえば体重を加えるとへこみます。体の全体重を委ねて横になるので、体への影響は計り知れないものがあるのがマットレスです。
マットレスは硬いものと柔らかいものという二つの違いで選ばれる方も多いと思います。でも実際は、当たりが柔らかく、力が加わる部分が柔らかく沈み込みメリハリのあるものもあります。その沈み込み具合や、しっかり具合がマットレスによって大きく異なります。
そのため、硬いもの柔らかいだけではマットレスの表現ができないものです。
今回は、あたりは柔らかで気持ち良く、重量がある部分は沈み込んでスプリングにより支える。そのような特殊なマットレスをご紹介します。

アワーグラスI

寝返りが楽。体にフィットするいいとこどりなマットレス

一般的にマットレスは寝返りしやすいものは比較的硬めで、体にフィットするマットレスは柔らかめと言われます。
それが、このマットレスならスプリングと詰め物を組み合わせて、当たりは柔らかめで重量のある部分はきちんと支えるような作りになっています。

砂時計型のスプリングにこだわり

アワーグラスとは日本語で砂時計を意味します。その名の通り、スプリングが砂時計のような形状をしています。
スプリングの上部と下部は大きめなバネになっていて、柔らかく沈みます。そして真ん中あたりは細めになって硬くなっています。
この形状により、マットレスの当たりが柔らかく沈み込んだ時はちゃんと硬く受け止める。そのようなマットレスに仕上がっています。
ちなみにこのようなスプリングはこのメーカーによるオリジナルです。

まず寝心地をレポート

「ほんまねむとうなった〜」

体験をレポートするために、くつろぎモードなTシャツ姿でしばらく横になってみたところ、本当に眠くなってしまいました。これが家にあれば良いと本当に思いました。よく見るとわかるのですが、背中など重量がある部位がよく沈みこんでいます。

こんな人にオススメ

・どちらかといえば低反発が好き。
・しっかりしたマットレスが好みだけど、柔らかいのも気になる。
・日本の職人が作るマットレス(国産)が欲しい
・夏すずしいマットレスが欲しい。

スプリングと詰め物で体を上下そして左右に受け止める

そしてその形状のため上下方向のみならず横にもよく動きます。つまり、寝返りを打つ際にスプリング自体が傾き寝返りがはかどります。
さすがスプリング専業メーカーのマットレスです。

夏涼しく冬暖かい

イタリヤクリスピ社の温度調節機能のある生地を使っていて、いつでも快適です。37℃と書いてありますが、人間が快適と感じる温度のことです。

スプリング一筋のメーカーが作るマットレス

メーカーの東京スプリング工業は1947年の創業で、その名の通りスプリングを生産し、大手マットレスメーカーに供給を行ってきました。そして、近年ではその技術を活かしてより快適なマットレスを手がけるようになりました。その特徴もやはりスプリングで、マットレスに詳しい人に愛されてきました。
そのメーカーの最上位モデルがこのアワーグラスです。
府中家具の館別館 マットレス展示コーナーにも展示がありますので、ぜひお試しください。

中島剛志

ベッド担当をして早12年。お客様にかっこよくて使いやすい家具を提案したいと思って仕事をしています。得意分野は飲食店で、飲食店向けの家具提案を過去数多く手がけてきました。

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